ホメオパシーの有効性を示す論文は質が低いもので当てにならないというのは間違いです

2005年のThe Lancet(ザ・ランセット)のホメオパシーの有効性を否定する論文はいかにして捏造されたか?(その3)で以下のように書きましたが、疑問に思っている人がいるようです。

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さて、ホメオパシー否定派の人の中には、ホメオパシーの有効性を示す論文は高度な科学によらない(レベルの低い研究)と根拠なく主張しますが、エッガー博士らの研究チームは、ホメオパシーの試験とアロパシーの各試験の調査設計の善し悪しや、その手法を吟味した結果、質が高いと認められたのは、ホメオパシーの調査が二一件、一般薬の臨床試験は九件だけであったことはすでに述べた通りです。

この研究からは、ホメオパシーの研究は一般の医学研究と比べても高レベルなものが2 倍以上あることがわかります。しかしこの明白な事実について研究者たちは何のコメントもしていません。もちろん、ホメオパシー研究の全てがイコールホメオパシーの有効性を示す論文とはならないでしょう。しかし、ホメオパシーの研究は、ホメオパシーに肯定的な人が真剣にやっており、ホメオパシーに否定的な人はやりたがりません。なぜなら、ホメオパシーの研究を真剣にやるとホメオパシーの有効性を証明してしまうことになってしまうからです。しかし中には、ホメオパシーの有効性を否定するという意図をもって研究をする人がいます。ちょうどエッガー博士のような人です。

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しかしこれは、スイスのHTAレポートでも示されたことです。
以下、日本ホメオパシー医学協会のホームページから引用します。

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ホメオパシーにおける2006年HTAレポートは、補完代替療法(CAMs)の全体評価をするスイス連邦公衆衛生局(FSIO)に委託されました。ドイツ語圏学者チームによって書かれ、ドイツのWitten/Herdecke大学のG Bornhoft & F Matthiessenによって編集されました。

(中略)

このレポートは300ページに渡り、ホメオパシーにおける科学的文書を余すところなく再考察しています。22の再考察をまとめており、その内の20がホメオパシーに対してポジティブな結果を示している。また、その内の4つは、医学体系の1つとしてホメオパシーは効果があるという強い証拠を示しました。

(中略)

このレポートはまた、ホメオパシー実験の品質アセスメント結果も提示しており「ホメオパシーとフィトセラピーの研究は、現代医学研究よりも質の良いものであった。」と結論付けています。

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上記は、エッガー博士らの研究チームによって質の高い研究として残った論文が、ホメオパシーの方がアロパシーよりも2倍以上あったという事実と一致します。

つまり、ホメオパシー否定派が、「ホメオパシーの有効性を示す論文は、レベルの低い当てにならない論文だ」という主張は間違いで、実際は、現代医学の薬剤研究の論文よりもレベルの高いものが多いというのが本当のところです。