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2012年3月18日 (日)

2005年のThe Lancet(ザ・ランセット)のホメオパシーの有効性を否定する論文はいかにして捏造されたか?(その2)

日本学術会議副会長である唐木英明氏が、ホメオパシーを「荒唐無稽!」と表現するのであれば、その根拠とした2005年の「ザ・ランセット」の論文は、すでに説明した通り、「いかがわしいにもほどがある!」と表現できる論文です。詳細はこちら。

2005年の「ザ・ランセット」の論文はねつ造論文であることはほとんど明らかであるにもかかわらず、抵抗している人がいることには驚きます。この論文を正当化しようとしている人達には十分注意してください。

今まさに著者の次の気持ちと全く同じ気持ちから、『世界の一流有名人がホメオパシーを選ぶ理由』から、あえて前回の続きをご紹介しようと思います。

「前回述べた懸念材料をもってしても、まだホメオパシー否定派、もしくはホメオパシー否定派に洗脳された人々に、このランセットの論文が、インチキ論文であることが伝わらないのであれば、その他の気になる点も挙げておこう」

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これだけの懸念材料をもってしても、「ゴミのようなデータをいくら解析してもゴミのような結果しか出てこない」比較調査であることが読者に伝わらないのであれば、その他の気になる点も挙げておこう。

例えば研究チームは、どの研究を選んだかを何カ月も明かそうとしなかった。そして、ようやくそれらが公表されても、一つの調査では体重減少の治療のために一種類のホメオパシー薬を選んでいたことが判明し(ほとんどめちゃくちゃである。なぜならホメオパスは、体重減少を促進するホメオパシー薬など一つもないと断言しているからだ)、もう一つの調査は、インフルエンザの予防におけるホメオパシーの有用性を評価したものだった(インフルエンザの治療におけるホメオパシー薬の効き目を証明した大がかりな研究は少なくとも三件あるが、選ばれたのは予防効果を評価した一件の研究で、それはホメオパスが良い結果を期待していない予備調査だった)。

マーク・トウェインがこのような格言を残している。「嘘には三つある。嘘、真っ赤な嘘、そして統計だ」。いわゆる「科学的」な研究を読んだり、理解したりしようとする際には、慎重さが求められる。

引っかけるのは簡単なことである。従来型医学に対するホメオパシーの哲学上、科学上、経済上の挑戦を考えるなら、医療業界の連合体を保守しようとする側が、ホメオパシーの価値を矮小化したり、否定したりするような数値を使って小細工するのに、どんな手を使ったとしても意外ではないからだ。

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つまりはこういうことです。たった8件の彼らが気に入ったホメオパシーの有効性に関する実験論文を選び、どの論文を選んだのかを出すようホメオパシー肯定派が求めてもなかなか出そうとせず、何ヶ月も経って、すなわち、「ホメオパシーに効果がないことが科学的に証明された」という嘘が十分浸透した(=多くの人がそれを信じた)と思われる頃合いになって、やっとしぶしぶ出したわけです。

で、ふたを開けてみたら、彼らがホメオパシーの有効性を検証するために使った論文というものが、ホメオパシーの有効性を検証するのに優れた論文などではなく、そもそもにおいてホメオパシーの原理を無視するような滅茶苦茶なものであったり、予備実験の論文などであったというわけです。そして最後の仕上げに、嘘を作り出したり、科学的に見せるために欠かせない「統計」と呼ばれる技術を使い、無理矢理関連づけた6件のアロパシーの論文と比較分析し、「ホメオパシーはプラセボ効果であるという見解と矛盾しない」という結論を導き出した捏造論文です。

しかし、こんな子供だましの論文がホメオパシー肯定者を納得させることができるあろうはずもなく、エリザベス女王の主治医であるピーター・フィッシャーに代表されるように、当然ながらこの論文に対する批判が巻き起こりました。それだけでなく、とくにホメオパシー肯定者でもない良心ある科学者からも、さすがにこれはひどすぎるのではないかと、声をあげる者が出てきました。クラウス・リンデとウェイン・ジョナスなど、複数の科学者が欠陥論文であると指摘し「ランセット」ともあろうものが、この手の「不備のある」論文を掲載したことに愕然としています。

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